マイルを特典航空券に交換する場合1マイルの価値は最大15倍以上【ANA】



この記事でわかることは、下記の3つです!
- 航空券の料金体制
- マイルを特典航空券に換えるにはどれくらい必要?
- 1マイルの価値が15倍になる理由
マイルを貯めると、特典航空券に無料で交換することができます。距離が遠ければ遠いほど、また座席のクラスが高くなれば高くなるほど1マイルの価値が上がります。最大で15倍以上になります。海外旅行をするならば、1マイルの価値が2倍以下になることはなく、とてもお得になります。

マイルがたくさんたまると、航空券に換えて無料で旅行ができたり、これまで知らなかった楽しみ方や生活が待っています。
この記事を読めば、マイルの価値や魅力が5分もあればわかりますので最後まで読んでいただけると幸いです。
Contents
航空券の料金体制
航空券は、時期や予約する日によって料金が変わります。
マイルを使う上で、お得に予約するためには、この料金体制を知ることがとても重要になってきます。
わかりやすいようにまとめてみましたので、ぜひご参考にされてみてください。
航空券の割引
航空券には、予約購入する日数に応じて割引運賃があります。
大きく分けて、2つあります。「ANAバリュー」と「ANAスーパーバリュー」です。
※細かい割引などは他にもありますが、今回は簡単にご説明いたします。
区間 | 予約変更 | 販売開始 | 予約期間 |
ANA VALUE (ANA バリュー) |
不可 | 355日前 9:30~ |
搭乗日前日 または 3日前まで |
ANA SUPER VALUE (ANA スーパー バリュー) |
不可 | 355日前 9:30~ |
搭乗日21・28・45・55・75日前 |
※「ANA SUPER VALUE」は、航空券購入後、搭乗日55日前までは取消手数料はかかりません。
詳しくは、ANAの公式サイトをご確認ください。
シーズン別と距離
ANAマイルの国内線は、シーズンが3つと行き先(距離)で4つの区間に分かれており、必要なマイル数も変わってきます。
【シーズン別一覧】
シーズンチャート年ごとに変わります。また、対象期間はキャンペーンなどで変更になる場合があります。ご予約時に確認ください。
- L(ローシーズン)
一番航空券が安い時期で閑散期と呼ばれることもあります。連休が少なく、必要マイル数も少なくなります。 - R(レギュラーシーズン)
航空券が標準価格の時期で通常期と呼ばれることもあります。必要マイル数もローシーズンとハイシーズンの中間くらいです。 - H(ハイシーズン)
航空券の料金が高くなる期間で繁忙期やピークと呼ばれることもあります。お盆を含む8月、年末年始などの12月、学生の長期休暇や大型連休などの旅行や帰省が多くなる時期で必要マイル数も多くなります。
大体は301~800マイル区間に当てはまりますが、東京―沖縄や札幌―福岡などは距離が遠くなるため801~1,000マイル区間になります!
【国内線シーズン別マイル数】
1区間は片道マイル数で、()中は往復で必要なマイル数です。
沖縄離島路線は別途マイル計算が必要です。
区間 | L(ローシーズン) | R(レギュラーシーズン) | H(ハイシーズン) |
0~300マイル区間 東京⇔大阪、大阪⇔福岡 |
5,000 (10,000) |
6,000 (12,000) |
7,500 (15,000) |
301~800マイル区間 0~300マイル区間以外の発着区間 |
6,000 (12,000) |
7,500 (15,000) |
9,000 (18,000) |
801~1,000マイル区間 東京⇔沖縄(那覇) |
7,000 (14,000) |
9,000 (18,000) |
10,500 (21,000) |
1,001~2,000マイル区間 東京⇔石垣 |
8,500 (17,000) |
10,000 (20,000) |
11,500 (23,000) |
距離が近かったり遠かったりで必要マイル区間が変わりますので、詳しくはANAの公式サイトをご確認ください。
特典航空券に交換した場合の1マイルの価値【最大15倍以上】
マイルを特典航空券に交換すると、1マイルの価値は他のどのポイントよりも高くなります。
最低でも1マイル2円以上になり、最大では1マイル15円以上になることもあります。
国内線の特典航空券と交換
特典航空券とは?
貯めたマイルを使って国内線・国際線の航空券と交換することができます。
要は、マイルを使って飛行機のチケットを購入することができるということです。
マイルの価値は、距離や座席のグレード、時期に、キャンペーンなどによってとても変化します。
全体を通して言えるのが、マイルの価値は利用する区間が長かったり運賃が高いと高くなります!
国内線と国際線では国際線の方が、エコノミークラスとファーストクラスではファーストクラスの方が1マイルの価値が上がるということです。
レギュラーシーズン【東京(羽田)⇔福岡】
今回は、年間の中で最も長い期間(レギュラーシーズン)での価格を比較します。
普通運賃(ANA FLEX)だと、42,200円するので、スーパーバリュー21という割引を使った場合を想定します。
(スーパーバリュー21は、21日前までに予約・購入すると利用できる割引運賃のこと)
2020年7月7日(火) 東京(羽田)出発~福岡到着
飛行機代:15,200円~28,500円
座席クラス:普通席(エコノミー)
福岡-東京(羽田)を特典航空券で購入した場合、必要マイル数は7,500マイルです。
(15,200円~28,500円)÷7,500マイル=2.0円~3.8円
特典航空券に換えた場合、1マイル=約2.0~3.8円ということになります。
ちなみに、普通運賃で乗ると約5.6円で利用したことになります。
直前で航空券をマイルで購入すると5円相当に1マイルの価値が上がるということです。
予約する日が75日前であれば、スーパーバリュー75で航空券が予約・購入でき、航空券が安くなるのでマイルの価値は下がります。
2020年9月9日(水) 東京(羽田)出発~福岡到着
国内線航空券 | 料金 | 1マイルの価値 |
普通 | 40,300円 | 1マイル=5.37円 |
スーパーバリュー21 | 26,200~28,200円 | 1マイル=3.49~3.76円 |
スーパーバリュー75 | 9,500~19,700円 | 1マイル=1.2~2.62円 |
国内線で、プレミアムクラスに座席のアップグレードは、15,000円をクレジットカードで支払うとできます。
アップグレードポイントでの支払いもできますが、ANAプレミアムメンバー限定となります。

国際線の特典航空券と交換
アジアのビジネスクラスだと1マイルの価値は約6円、ヨーロッパのビジネスクラスだと8円くらい、アメリカのファーストとクラスだと10円くらいで、ヨーロッパのファーストクラスだと16円以上になることもあるんです。
国際線は、地域ごとにZONEというもので分けられています。
ZONE | 国 |
ZONE① (日本) |
日本 |
ZONE② (韓国・ロシア1) |
ソウル ウラジオストック |
ZONE③ (アジア1) |
北京 大連 瀋陽 青島 上海 杭州 広州 厦門 成都 武漢 深セン 香港 台北 マニラ |
ZONE④ (アジア2) |
シンガポール バンコク ホーチミン ヤンゴン ジャカルタ ムンバイ デリー ハノイ クアラルンプール プノンペン チェンナイ |
ZONE⑤ (ハワイ) |
ホノルル |
ZONE⑥ (北米) |
ロサンゼルス サンフランシスコ シアトル サンノゼ ワシントン ニューヨーク シカゴ ヒューストン バンクーバー メキシコシティ |
ZONE⑦ (欧州・ロシア2) |
ロンドン パリ フランクフルト ミュンヘン デュッセルドルフ ブリュッセル ウィーン ミラノ ストックホルム モスクワ イスタンブール |
ZONE⑩ (オセアニア) |
シドニー パース |
【ANA国際線の特典航空券(往復)に必要なマイル数】
Yは「エコノミークラス」、PYは「プレミアムエコノミー」、Cは「ビジネスクラス」、Fは「ファーストクラス」を表します。
今回は、上海、ホノルル、ロサンゼルス、ロンドンの4つの国で比較していきたいと思います。
上海行きの航空券
お手軽に行けてディズニーが魅力的な上海を例に挙げています。
座席クラス:エコノミー
飛行機代:42,525円
必要マイル数:20,000マイル
ということで、
42,525円÷20,000マイル=2.12
1マイル2.1円の価値があります。

ホノルル行きの航空券
ハワイ島ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港発着便を例に挙げています。
ホノルル | 航空券の料金 | 1マイルの価値 |
エコノミークラス | 80,000円 | 1マイル=2.0円 |
ビジネスクラス | 200,000円 | 1マイル=3.07円 |
ファーストクラス | 377,830円 | 1マイル=3.14円 |
ハワイは、海外旅行の定番といえます。レギュラーシーズンで、1マイル2円以上で乗れます。
ロサンゼルス行きの航空券
【ファーストクラスの航空券の料金図】
ロサンゼルス | 航空券の料金 | 1マイルの価値 |
エコノミークラス | 142,760円 | 1マイル=2.59円 |
ビジネスクラス | 702,760円 | 1マイル=7.8円 |
ファーストクラス | 1,701,000円 | 1マイル=10.3円 |
ロサンゼルスになると、距離が遠くなるため、1マイルの価値が2.5円以上になっています。ファーストクラスになると1マイル=10円以上とものすごく価値が上がります。
ロンドン行きの航空券
【ファーストクラスの航空券の料金図】
ロンドン | 航空券の料金 | 1マイルの価値 |
エコノミークラス | 201,000円 | 1マイル=3.65円 |
ビジネスクラス | 1,019,000円 | 1マイル=11.3円 |
ファーストクラス | 2,698,000円 | 1マイル=16.35円 |
ロンドンなどのヨーロッパが一番遠い距離だと思います。
ですので、マイルの価値も1マイル=9円以上で、ファーストクラスは驚きの1マイル=16円以上の価値があります。
ヨーロッパに行くときは、マイルを使って旅行するとお得に旅行ができますよ。

1マイルの価値のまとめ
今回は、路線を絞ったりレギュラーシーズンでご紹介したため、強引な計算になってしまうところもありましたが、まとめると以下のようになります。
- 国内線の利用では、1マイルあたり1.2~5.3円相当の価値がある
- 国際線の利用では、エコノミークラスが2.1~3.6円相当、ビジネスクラスが3~11円相当、ファーストクラスが3~16円相当の価値がある
1マイルの価値=最大16.3円です!
まとめ
マイルを特典航空券に交換すると、最大16.3円になり、1マイルの価値が15倍以上になります。
ANAは、国内線では、1マイルあたり1.2~5.3円相当の価値があり、国際線では、エコノミークラスが2.1~3.6円相当、ビジネスクラスが3~11円相当、ファーストクラスが3~16円相当の価値があります。
航空路線 | 1マイルあたり |
国内線 | 1.2~5.3円相当 |
国際線 【エコノミークラス】 |
2.1~3.6円相当 |
国際線 【ビジネスクラス】 |
3~11円相当 |
国際線 【ファーストクラス】 |
3~16円相当円 |
ぜひ、ステキな旅を経験してみてはいかがでしょうか?
最後までご閲覧いただき、ありがとうございました。
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